2008年12月29日
「もう始まっている、2009シーズン」改造編
シーズンオフは、リハビリなど消極的な事ばかりする訳ではありません。シーズン中に中々取り組めないフォームの改造や、新しいテニスへ取り組んでいる選手も居ます。
ナルバンディアン選手もその一人です。今シーズンは、母国の後輩「デルポトロ」の活躍ばかりが目立ち、新旧交代か?!と耳障りな報道にイライラを隠せないで居ましたが、雑音を消すには母国のエースらしく「トップ5を狙える所」に居なくてはいけないとプライドに火が点いたようです。
私が訪ねた時は、モヤ選手のコーチでもある同じアルゼンチンのルーボス氏に特訓を受けていました。ルーボス氏の手投げのボールを繰り返し、繰り返し、体重移動や重心の位置を確認しながら打ち込んでいました。
今までも、何回かシーズンオフの練習を見た事がありますが、こんなに基本練習に時間を割き、長い時間練習する彼の姿を見た事はありません。今、アルゼンチンは夏!暑い時間を避け、朝9:00~11:00か、4:00~6:00でテニスをし、他の時間はジムでトレーニングや、スイミング、マッサージに充てている。この日は、3:00pmからダッシュやクロストレーニング、テニスの練習は6:00pmから始まった。「感じが掴めたから…」と黙々と続けるデビッド。結局、終わったのは9:15だった。
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2008年12月29日
もう始まっている2009年シーズン リハビリ編
長いシーズンが終わって選手たちが、ゆっくり寛いだり、のんびりバケーションに行ったりばかりしていると思っていませんか?
確かにシーズンが終わって2週間ぐらいは、どの選手も完全休養をとりますがその後は直ぐにトレーニングを開始しています。特に近年の様に大会が増え、ツアーのスケジュールが過密で長くなると狂ったフォームの調整や、苦手なショットの克服、古傷のリハビリなど時間の懸かる事をシーズンオフにせざるを得ないのでノンビリ休んでいられないのです。
オリンピックの直後に左足の手術に踏み切ったヒューイット選手は、80位まで落ちたランキングを「来年のウィンブルドンまでにトップ10に戻す事」を目標に厳しいリハビリに専念しています。手術から1ヵ月半は、「上半身とスイミングぐらいしか出来なかった」と言う本人の体は、見違えるほどに筋肉質になっていた。11月に入り、ミニラリーやコーチからの球出しくらいしか打てなかったそうだが自分が会いに行った11月下旬には、かなり激しくコートで動けるようになっていた。
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2008年11月05日
「たった年、2泊」の、至福の時間
年間の1/3を出張で過す私のささやかな贅沢が「年間2泊」あります。この「2泊」とは、私のスポンサーでもあるANAのマイレージ特典、「ANAホテル宿泊券」を使って宿泊できる高級ホテルでの至福の時間です。
この「特典宿泊券」で宿泊出来るANA系ホテルは日本国内に沢山ありますが、私のお気に入りで、至福の時を過せるのが東京・品川にある「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」です。
以前に日本に来日したモニカ・セレス選手がこのホテルに宿泊したのをきっかけに憧れのホテルとなったのです。セレス選手が宿泊中に、このホテルの部屋やレストランで打合せや食事などをするうちに「いつかは、こんなホテルに泊れる様に稼がないと!」と、一人で気合を入れたのを思い出します。
ホテルとは、出張の多い私にとって滞在先のホテルの一室は、唯一ほっと出来る「自分の場所」。しかし、この年に2泊の至福の時だけ、くつろぐだけのホテルが「リラックスを楽しむ場所」になるのです…とは、言っても丸一日くつろぐスケジュールの余裕は無くチェックインしてから、翌日のチェックアウトまでの14時間ほどが至福の時間となります。
このホテルは、ビルの26~32階の高層階を使用しているので品川駅に接続しているのにも関わらず素晴らしい眺めです。チェックインすると真っ先にフィットネスジムに向かいます。
普段は、出張中に動いていないと体が鈍ってしまうと思い、重い気持ちとお尻を賢明に持ち上げてジムに向かいますが、この時だけは「よ~し、行くぞ!」と、スイスイと行けるのです。26階にあるジムからの眺めは爽快で「まるでTokyoの空を走っている気分」になれるのです。
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2007年01月08日
無口な相棒たち
新年、明けましておめでとうございます。
テニス365さんにブログを開設して頂きましたが、更新が遅くなりスミマセンでした。
ヒンギスの記事に沢山の方から応援のコメントを頂き、感謝感激です。しかし、
ご批判も頂き意図することを伝える事の難しさを痛感しました。
今まで何気なく見てきたブログですが自分で持ってみると更新する事が勇気と労力がいる事だと
分かりました。ブログ先輩の辻野君を尊敬している今日この頃です。
さて、今年初日記は私の無口な相棒たちをご紹介します。
ボールバスケットとポッパーです。バスケットには、280~300個のボールを入れています。
ボール拾い機のホッパーは、如何にも効率的な物好きのアメリカならではの物です。
コートに散らばった300個のボールもこれがあれば、直ぐに拾えてしまいます。
「ボール拾いの時間を休憩にと…」思っている人には、恨めしい存在かもしれませんね!
実際、小畑選手をコーチしていた時に「この機械、ウザイ位に便利!」と言っていたのを思い出します。
この寡黙な働き者の相棒たちと今年も頑張ります!
平沢 潤
テニス365さんにブログを開設して頂きましたが、更新が遅くなりスミマセンでした。
ヒンギスの記事に沢山の方から応援のコメントを頂き、感謝感激です。しかし、
ご批判も頂き意図することを伝える事の難しさを痛感しました。
今まで何気なく見てきたブログですが自分で持ってみると更新する事が勇気と労力がいる事だと
分かりました。ブログ先輩の辻野君を尊敬している今日この頃です。
さて、今年初日記は私の無口な相棒たちをご紹介します。
ボールバスケットとポッパーです。バスケットには、280~300個のボールを入れています。
ボール拾い機のホッパーは、如何にも効率的な物好きのアメリカならではの物です。
コートに散らばった300個のボールもこれがあれば、直ぐに拾えてしまいます。
「ボール拾いの時間を休憩にと…」思っている人には、恨めしい存在かもしれませんね!
実際、小畑選手をコーチしていた時に「この機械、ウザイ位に便利!」と言っていたのを思い出します。
この寡黙な働き者の相棒たちと今年も頑張ります!
平沢 潤
2006年12月18日
復帰2年目にかけるヒンギスの想い!
12月のスイスにマルチナ・ヒンギスに会いに行く!…銀世界を覚悟していた私を迎えてくれたのは、緑が広がる広大な眺めでした。世界中のどの国も異常気象らしく、例年より20日近く積雪が遅れているそうです。スイスの首都チューリッヒ郊外に住む彼女は、全米オープンで会った時よりも引き締まった感じでシッカリとトレーニングをしていると印象でした。早速、彼女に「すごくフィットしてるけど、かなり練習してるんじゃない?」と素直な気持ちで聞いてみました。「そうでも無いでしょ?」と照れ笑いしながら答える彼女は、嬉しそうでした。
彼女のシーズン・オフ中の練習は、午前に2時間、ランチをはさんで1~2時間のテニスと午後のテニスの後に1時間のフィジカル・トレーニング。テニスの練習場所は、彼女の母親でありコーチのメラニーさんが他人に邪魔されず、自分の思い通りに練習させたいとの思いで作った2面のインドアコート『メラニー・ホール』。トレーニング用具などにも彼女ならではの思いがあり、所狭しと置いてある。午後のテニスの代わりに近所の山に行き標高2000m付近でクロス・トレーニングを3時間や、3日に一回は1時間ほどの乗馬が加わる事もあります。
昨年は、復帰1年目で緒戦からシード選手に当たったり、体力的にも万全では無かったので満足の行かなかった週(大会)もあった。そう語る彼女からは、微笑みは消えてプレーヤーの顔になった。来シーズンの目標は?と、聞いた自分にマルチナは、「ジュンは、どこまで行けると思っているの?」と厳しい質問をしてくる。「君よりランキングで上にいる選手は、モーレスとペトロワを除いて年下で対戦した事が少ない選手が多いから、来シーズンに、それぞれの選手に対する対抗策が採れれば十分にトップ3は狙えると思う。」と恐々と答えた。「そうね!それじゃ来年は、対戦相手への対抗策を相談しに行くわね!」と笑い飛ばされた。「どこまで戻れるか?半信半疑だった今年と違って、来年はどの大会も楽しく挑めそう!自分に何が足りないか?どうして負けたか?今年の経験がきっと活かせるはずだから…」自分の言ったトップ3どころか、マルチナの頭には「ナンバー1へのシナリオ」が出来上がっている様な顔付きで答えていた。『戦闘モード』に入ったマルチナに期待して下さい!
最後に、マルチナお勧めのチューリッヒ土産をお教えしましょう!『Luxemburgerli』と、言う小さなハンバーガーの様な形のチョコレートで出来たお菓子!サクッとした外側とフワフワの中に詰まったチョコレートが何とも言えないバランスです。甘さ控えめで、ドンドン食べてしまいます。色によって味が違うので是非お試し下さい!チューリッヒ市内の数店と空港にある免税店でしか買えない貴重品です!
彼女のシーズン・オフ中の練習は、午前に2時間、ランチをはさんで1~2時間のテニスと午後のテニスの後に1時間のフィジカル・トレーニング。テニスの練習場所は、彼女の母親でありコーチのメラニーさんが他人に邪魔されず、自分の思い通りに練習させたいとの思いで作った2面のインドアコート『メラニー・ホール』。トレーニング用具などにも彼女ならではの思いがあり、所狭しと置いてある。午後のテニスの代わりに近所の山に行き標高2000m付近でクロス・トレーニングを3時間や、3日に一回は1時間ほどの乗馬が加わる事もあります。
昨年は、復帰1年目で緒戦からシード選手に当たったり、体力的にも万全では無かったので満足の行かなかった週(大会)もあった。そう語る彼女からは、微笑みは消えてプレーヤーの顔になった。来シーズンの目標は?と、聞いた自分にマルチナは、「ジュンは、どこまで行けると思っているの?」と厳しい質問をしてくる。「君よりランキングで上にいる選手は、モーレスとペトロワを除いて年下で対戦した事が少ない選手が多いから、来シーズンに、それぞれの選手に対する対抗策が採れれば十分にトップ3は狙えると思う。」と恐々と答えた。「そうね!それじゃ来年は、対戦相手への対抗策を相談しに行くわね!」と笑い飛ばされた。「どこまで戻れるか?半信半疑だった今年と違って、来年はどの大会も楽しく挑めそう!自分に何が足りないか?どうして負けたか?今年の経験がきっと活かせるはずだから…」自分の言ったトップ3どころか、マルチナの頭には「ナンバー1へのシナリオ」が出来上がっている様な顔付きで答えていた。『戦闘モード』に入ったマルチナに期待して下さい!
最後に、マルチナお勧めのチューリッヒ土産をお教えしましょう!『Luxemburgerli』と、言う小さなハンバーガーの様な形のチョコレートで出来たお菓子!サクッとした外側とフワフワの中に詰まったチョコレートが何とも言えないバランスです。甘さ控えめで、ドンドン食べてしまいます。色によって味が違うので是非お試し下さい!チューリッヒ市内の数店と空港にある免税店でしか買えない貴重品です!